REHABILITATION AT THE HOSPITAL リハビリテーション科 専門職がチームを組んでご本人さまやご家族様が望まれる生活の実現に向けて共に考え、リハビリテーションを実施しています。 「在宅での安心した生活の獲得」、「退院がゴールではなく、その先を見据えた生活の質改善」を目標とし、患者さま一人ひとりに合わせたリハビリテーションを提供しています。患者さまが住み慣れた地成で再び生活できるよう“愛情”と“誠実”をもってリハビリを行うとともに、リハビリの質を向上させる“情熱”を常にかたむけて地域のみなさまとの“信頼”を大切にしています。 理学療法士5名、作業療法士3名(訪問リハビリ兼務)計8名が在籍。上記資格以外にも住環境福祉コーディネーター、介護支援専門員、認知症ケア専門士、日本糖尿病療養指導士、三学会合同呼吸療法認定士、障がい者スポーツ指導員などの資格も持ったスタッフが患者さま個々の状態に応じて必要な支援をさせていただいております。 発症・入院から生活期リハビリまでの流れ 発症・入院 急性期リハビリ 患者さまの状態が安定していることを確認し、可能な限り早期にリハビリテーションを開始します。ベッド上での運動や、基本的な日常生活活動(ADL)の訓練が行われます。座る、立つ、歩くなどの基本的な動作の訓練や、呼吸訓練、筋力トレーニングなどが含まれます。 回復期リハビリ 患者さまのが日常生活に戻るための能力を高めることです。これには、身体機能のさらなる回復と強化、日常生活で必要なスキルの獲得が含まれます。より高度なADL訓練、職業療法、言語療法、心理的サポートや、自宅・職場での生活に適応するための訓練も行われます。 生活期リハビリ 獲得した身体機能やスキルを維持し、自立した生活を送れるように支援することです。定期的な運動プログラムや活動の継続、生活スタイルの調整が重要です。また、必要に応じて、補助具の使用や住環境の調整などが行われます。 チーム医療によるリハビリテーション 発症早期より十分なリスク管理のもとリハビリテーションを行うことは、社会復帰を図るうえで大変重要です。当院のリハビリテーションは急性期から積極的に介入し、不活動による廃用症候群の防止や早期の症状改善を目指しています。他職種とも連携し、各種検査結果や予後予測を踏まえ、それぞれの患者さまにもっとも適したリハビリテーションの提供を心がけています。 また患者さまやそのご家族と積極的に対話の時間を設け、退院に向けたプラン作りや、退院後の生活像の共有を図れるよう取り組んでいます。
WHAT WE DO IN REHABILITATION リハビリテーション科で行うこと 脳血管疾患のリハビリテーション 脳卒中により、片側の手足が動きにくくなる(片麻痺)、感覚が鈍くなる(感覚障害)、理解力の低下(脳血管性認知症)、会話や行動の面では「聞く」「話す」「読む」「書く」ができなくなる(失語症)、対象物を認識できなくなる(失認)、手足は動くが目的の動作ができない(失行)など、さまざまな症状が出現します。これらの症状に対して、歩行能力の改善や日常生活の質(QOL)向上のために理学療法、作業療法にて機能訓練や日常生活の動作練習、筋力訓練などを行います。また、重度な麻痺の場合は装具療法や低周波などの電気療法も行います。 運動器疾患のリハビリテーション 骨折・靱帯損傷などの外傷、変形性関節症のような変性疾患、椎間板ヘルニアに代表される脊椎・脊髄病変などの骨・関節・筋の運動器のさまざまな疾患により、慢性的な疼痛、関節の動かしにくさが生じ、生活上の移動や動作に制限をきたす恐れがあります。理学療法・作業療法でそれらの予防・改善を図ります。また場合によって装具療法、電気治療などの物理療法も行います。 内部障害のリハビリテーション 内部障害は心臓、呼吸、腎尿路、消化など内部機能の障害のことをいいます。リハビリでは治療による長期の安静や寝たきりなどによる能力低下(廃用症候群)を防止し、内部障害の悪化や全身の筋力低下が起こらないよう継続的に運動を行っていきます。 呼吸器疾患のリハビリテーション 慢性閉塞性肺疾患や肺炎などの呼吸機能の低下に対してアプローチしていきます。慢性閉塞性肺疾患のリハビリは下肢の運動が重要となるため、筋力訓練を実施します。また疾患により、呼吸介助や排痰、呼吸筋の筋力訓練やリラクゼーションなどの治療も行います。 摂食嚥下障害リハビリテーション 脳卒中などの中枢神経系疾患により「食べる」「飲む」機能の障害が起こり、むせることが多くなり食べものや水分をうまく飲み込めなくなります。これを摂食・嚥下障害といいます。また加齢によっても飲み込む力が弱くなるため、注意が必要です。リハビリでは嚥下障害の評価を行い、食べものの形や硬さを工夫(食事形態の検討)し治療を進めていきます。
FACILITY リハビリテーション機器 リハビリ器具として、レッグプレス・レッグエクステンション・リカンベントバイク・免荷装置なども取り揃えており、患者さまの状態に応じて機器を使用しての筋カトレーニングなども実施しています。また、さまざまな物理療法機器を用いて消炎鎮痛処置、機能回復を促進します。 レッグプレス レッグエクステンション リカンベントバイク 平行棒 トレッドミル エアーマッサージ器
ABOUT HOME VISIT REHABILITATION 訪問リハビリについて 理学療法士、作業療法士、住環境福社コーディネーターの職員が利用者さまの身体の状態、生活動作能力に合わせて、有する能力を最大限に生かせるよう住環境や生活指導のご提案をさせていただきます。 病院や施設内のリハビリとは異なり、現在お住いの環境下でその方の暮らしに合わせた訓練が可能です。具体的で目標を持った訓練が行いやすく、利用者さまのモチベーションの向上にもつながりやすいです。利用者さまの状態に応じて、無理なく続けていただけるような運動や生活動作のご提案も行っています。利用者さまを支えるご家族に対してや、施設に入居されている場合は施設の職員の方々に対しても、ご本人の有する能力が最大限生かされるように生活指導や助言等させていただきます。ご自宅内の生活だけでなく外出の機会を得て社会とのつながりが持てるよう、外出に向けた調練にも力を入れています。 訪問リハビリテーション運営規程・重要事項説明書・利用料金表 重要事項説明書 運営規程 料金表
INQUIRY お問い合わせ tel. 076-423-7722 受付 :平日9:00〜17:30/土9:00〜13:00 お問い合わせ 来院での相談受付時間 平日9:00~17:30/土9:00~13:00 相談は無料、秘密はお守りします。 お待たせする場合がございますので、事前にご連絡ください。
FAQ よくある質問 どのようなリハビリができますか? 当院では、脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、廃用症候群リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションの施設基準を満たしており、該当の患者さまに対してリハビリが可能です。患者さまの状態により、医師がリハビリ介入の必要性を判断し、指示に基づきリハビリを実施しています。 リハビリ場面の見学はできますか? 退院支援の一貫としてリハビリの進み具合を確認していただくことをお勧めしています。ご家族さまや退院先の施設職員の方含め見学可能です。ご希望がございましたら地域連携室までご連絡、申し込みをお願いします。 退院後リハビリは実施できますか? 退院後のリハビリの必要性については医師が判断しております。介護保険をお持ちの方は訪問リハビリやデイケアなどの利用を検討します。患者さまやご家族のご意向をお伺いしながら検討していきます。 家屋調査はどのようなことを行うのですか? 実際にご自宅を訪問させていただき、患者さまの退院後の生活動線を確認します。身体状況動作能力などを踏まえて家屋改修や福祉用具の導入などを提案させていただきます。 訪問リハビリの範囲を教えてください 当院から車で20分範囲内を基準に訪問リハビリに伺っています。お気軽にご相談ください。